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2008年12月

2008オータムナル

もうすぐ今年もおわりですが紅茶は秋の季節です

年明けに福袋が来るので買い控えしているのですが、いくつか試飲して買い物してきました。

 

まずはリーフルさん

 

タルボ農園 DJ639とDJ712

 

DJ639、臙脂色に近い赤みのある水食

DJ739 明るいオレンジ色
 

最近、可能であれば同じ農園でのみ比べをしてます

何故ならその方が「違い」が良く分かるからです。

で、この二つの感想を書いてみたのですが・・・

 

DJ639

発酵が浅めなのか、米ぬかや麦のような穀物系の香ばしさと蕗のような若い香り。ところが、口に含んだとたん苦味が上がってきてのみにくい。

その裏でフラワリーな香りと甘みが出てくるので、単体で飲めばオータムナルらしい味ではあり、後味も悪くはない。

香りと味との乖離が大きいのがとても難点

 

DJ712

こちらも香ばしさが最初に現れる

穀物や焼き菓子のような感じではなく、ややナッツ系の香り

口に含むと甘みがサラっとまわり、オータムナルらしい(モルティな)マスカテルを感じるが、それと同時に舌にまとわりつくような渋み、えぐみが残ってしまう。

香りはとてもよいので残念

どちらかといえば、こちらの方が飲みやすい

 

正直にレポートしたところ、あまり良いことは書けませんでした。

お店の人は入れ方に失敗したかもしれないと言っていましたが、紅茶にはかなり慣れているので、その分を差し引いても苦味やえぐみが多いことはわかってしまいます。

タルボは好きな農園なのですが、この2点は見送り。

 

銀座の教室でとてもおいしかったサングマ農園のユメコバリを購入して

帰りの足でジークレフに向かいます

 

ダージリンオータムナル セリンボン農園

水食はとても明るい 琥珀色?

茶葉はやや小さめですが厚みがあります
 
感想
一瞬シナモン、と感じるけれども違う、ホッとする甘い香りが最初にある
身近なものではサンザシのドライフルーツが近いのだけど、そこまでフルーティでもない。
口に含むとサラりと飲めてしまう。一瞬味がないかと錯覚するが、飲み込んだあとに甘みがじわりと広がり、クチナシのようなねっとりとした香りの深い余韻を残す。
良い意味で「華やかではない」 だらだらと飲めるお茶
 
これは、お値段も手ごろなので「買い」です
仕事場に常備しても良いくらい
 
もともとリーフルさんは品数が多い分好みに合わないものもあって仕方なかったのですが、最近特に顕著になってきました。
やっぱり不作なんですかねぇ・・・

 

そうそう、写真を撮っていませんが

最近飲んだオータムナルを二つ、短めにレポ

 

・ジークレフさんのゴパルダーラ レッドサンダー

手もみで作られた上質なお茶

赤みの濃い、フルーティなマスカテル香のお茶を口に含むと

甘みと渋みがサーっと広がって口を引き締める。

その後、カシスやチェリーのような赤いフルーツの香りを残し

さわやかな後味を作る。ファンが多いのも頷ける、濃厚で力強い味

 

・シルバーポットさんのサングマ農園 ロット不明

Autumnal Muscatel というリマークがあり、セカンドフラッシュに近いマスカテル香を感じる。口に含むとややハーブっぽいさわやかさと甘みが広がり、渋みが少なめのオータムナルらしい味。後味はすこしだけフラワリーな香りに変化。

ただ、全体的には平坦な印象かな

 

いろいろ書いた結果、いまのところレッドサンダーとユメコバリが群を抜いています。

ただ、両方とも「フルーティ」なタイプなのでちょっと違ったタイプも欲しいですね。

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教室、つづき

さて、ファーストフラッシュのスペシャルティーとは不思議に相性が悪くしょんぼりしていましたが、セカンドフラッシュ、オータムナルに期待して教室が続きます。

 

セカンドフラッシュのひとつめは「打率三割農園」キャッスルトンから

ムーンライトダイアナ DJ116です

 

 

水色はこちら、とても明るいオレンジ色
 

手もみのためよく撚れた大振りの葉

茶殻にも厚みがあります
 
こちらのお茶の感想ですが
 
キャッスルトン農園 DJ116 ムーンライトダイアナ
お茶からむせかえるようなマスカテルの香りの中にレモングラスのようなさわやかな香りが混じって感じられます。
口に含むと岩茶のような香りが馥郁と感じられます。渋みはやわらかく香りが先に立つお茶です。
香りの深さとは裏腹に、ハーブのような後味が最初に現れたレモングラスのような果実香を鼻に残して消えていきます。
このような若々しさを生かしたつくりのお茶は最近多くて、昨年のフグリがとても近い味わいでした。
「昔のダージリンはもっと渋みがあった」という人にはとても不満だと思いますが、これはこれでおいしいお茶。
 
次は、オカイティ農園 アイボリー DJ252
最近、こうやって色の名前をつけたお茶が増えてきた気がします。
ルビーティーは昔からありましたけど、昨年の「エメラルド」は名前も味もびっくりしました。
 

水色はこちら、他のお茶と比べて明らかに濃い色
 

発酵が深いのか黒くて固く撚られた葉、シルバーチップも色づいて見える。

こちらが茶殻、他のものに比べて明らかに違いがあります。
力を振りしぼった後というか、そんな感じ

さて、感想
オカイティ農園 アイボリー DJ252
香りはシナモンです。
飲み口は普通のウーロン茶(水仙種あたり)を焙じ茶にした感じ。
香ばしさがあり、その後に甘みがふっくらと覆う。
渋みが少なめなので、本当にウーロン茶っぽい。
その点2004年のスパイシーでコク旨だったオカイティとは少し趣きが違う。
冷えてもシナモンのような香りが残り、後味も甘く残る。
ゆっくりと楽しめる点ではオカイティ農園の力強さがしっかり出ている。
 
続けてオータムナル
 
一つ目は明らかに外見からおかしい「タルボ農園 ニューイヤーズパールティー」
 

水色、ホワイトバランス間違えたか赤みがかっていますけど
もっと白くてうぶ毛が浮いています

「じゅんさい」と表現していた新芽の部分だけの茶殻
これを見ると中国茶ではなくてしっかり発酵しているのが分かります

教室のために用意した分しかお茶がないということで
淹れたあとは残っていませんでした、教室開始前の写真から拝借

拡大するとこんな感じ。

タルボ農園 ニューイヤーズパールティー

見た目は白茶なので、トロりと甘い口当たりを期待すると、不思議なことに香りはファーストフラッシュのようなグリニッシュな香り

口に含むと、フェンネルやアニスのようなハーブ香を感じる。

もう少し甘みがあり、フルーティーだと飲み物としては嬉しいと感じるけれども、これはこれで薬膳茶風味のおいしいファーストフラッシュとして飲める。

 

ラストは毎度期待のサングマ農園 ユメコバリEX-27

ヤマダバリのファーストは少々残念でしたが(汗)ユメコバリはオータムナルまで製茶を止めて、力を貯めた木から採ったようです。

 

と、書いていて写真撮り忘れたという悲しいことに気づきました。

発売開始したら買うつもりなのでいいんですけど(@Д@;

 

さて、お味の方は

ひとことで言うとラズベリーです。香りも、甘みも、後味も。

果実のニュアンスが乗ることはあっても、これだけはっきり乗るのは珍しい。

かといっていやみな感じはなく自然なバランスの中にある。

つまり、果汁をミックスしたバリエーションティーより、おいしい

 

まだ値段が決まっていないとのことでしたが、発売開始したら「買い」です

それ以外ではタルボのアイボリーが良かった気がします。

何にせよセカンドフラッシュとオータムナルで十分満足しました。

 

ちなみに、パールティーは量が少ないので伊勢丹限定販売らしいです。

 

ということでスペシャルティー6種堪能しました。

来月はオータムナルのテイスティングに行って来ます!(笑)

 

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リーフルさんの教室

リーフルのティーサロン(銀座店のミニ教室)行ってきました
この日の題材は「スペシャルティーを楽しむ会」
スペシャルティーとは、と解説は不要だと思いますが
大体はハンドメイドで作った特別なお茶。
ミニ教室なので、飲めるのは6種類でしたが全部を買って飲むのは難しいので楽しみです
開始前の風景。
 
 

今回使うお茶の缶が並んでいます

ポットも綺麗に並んでます

5分前に着くとだれもいません(笑)
店員さんが僕の顔をご存知だったので、自分から申告しなくても教室と分かりました。
まだ人が集まっていないので、入荷したオータムナルのうちマーガレッツホープのDJ507を味見に頂きました。
 
こちらがまた、不思議なお茶でした
最初は栗のような香り(ほっくりした栗ではなくて、マロングラッセや栗きんとんから感じるフルーティな香り)がして、甘くておとなしい雰囲気か思えば、口に含むとガツンと渋みが立ち上がり、その後ろにややハーブのニュアンスを感じる。
なのに甘みは少なくすっきりした雰囲気で後味が引いていくお茶でした。
これは評価むずかしい。
個人的には香りと味のアンバランスさに耐えられない気がしましたが、特に悪いところは無いお茶です。
 
さて、人が集まって教室が始まります

 
最初はダージリンの説明
(メモ取ってるひといたけど、調べれば分かることなので自分は聞くだけ)
その後に入れ方の説明
(自分は聞いても好き勝手にやるので上の空)
と、あまり興味がないこと(失礼)で時間が過ぎていきます。
ひとつ良いと思ったのは、普段使っているティースプーンが持ち物にあったのですが、それで実際に何グラム計れるかということをやったことでしょうか。
実際入れ方を云々しても、正確に計れないと意味がないことってありますから。
 
さて、いよいよスペシャルティーのテイスティングが始まりました。
最初はファーストフラッシュのスペシャルティーを二種からマーガレッツホープ農園 ティッピークローナル EX2でした
 

ピンボケ茶葉はこんな感じ

茶殻も見せてもらいました。綺麗にふっくらしています。
 

水色は綺麗なオレンジ色
 
美味しそうですね美味しそうなんですよね、ここまでは・・・
 
マーガレッツホープ農園 ティッピークローナル EX2
飲む前はフルーティな香りが漂います。
ファーストフラッシュでよく言われるすずらんの香りよりずっと果実を感じさせる香りで
オレンジに近いかもしれない。
ところが飲んだ瞬間には渋みが口いっぱいに広がり、豆のようなほっくりしたニュアンスを持つ、口の中で転がしたり、すこし冷まして飲むとオレンジのようなニュアンスになり再度香りと一致する、しかし後味は再度豆。
ころころ表情が変わって面白いかもしれないけど個人的には飲みにくい。
DJ507のオータムナルと感じる共通点は多い。
 

次はタルボ農園 ホワイトシャイニー DJ28
 

水色はこんな感じ、白みがかった綺麗な薄オレンジ。

茶殻と茶葉はこんな感じ
揉捻をほとんどしていない大振りの葉っぱに一芯二葉の形を残した葉っぱ
 
とても美味しそうですね。
おいしそうなんですよね・・・
 
タルボ農園 ホワイトシャイニー DJ28
すずらんのような香りと、摘んだ直後の茶葉から香りそうな生き生きとした若い香りがします。
とても美味しそうです。しかし口に含んだ瞬間感じる香りがゴム・・・
あるいはガソリンスタンドで漂ってくるような石油製品の刺激的な匂い。
そして舌を突き刺す苦味を感じて、そのあとにようやく茶葉が持つと思われる甘みが広がる
甘みだけなら一級品だし、飲む前の香りとの組み合わせはファーストフラッシュに期待するものそのまま。
しかし不思議なほど刺激臭と苦味がある。
 
少し冷ましてから飲んだら刺激が収まって飲みやすくなったが、刺激とすずらんのような香りが混ざって、全体的にはただのほうじ茶っぽい香りに変わっていた。
ナンダコレは?という感じ。
 
お店には申し訳ないけど(&コレを好んで買った人にも)
それからフレーバーティで感じるような香りと味の乖離が大きく
ファーストフラッシュのスペシャルには不思議なほど相性がないと思った。
 
もちろん、これは教室用に100度までガンガン沸かしたお湯で入れているので
自分の普段の入れ方(90度付近)ならまた美味しくできるかもしれないけど
 
ファーストフラッシュは全体的に元の葉っぱのニュアンスを生かすように発酵を浅めにするので、相性が悪いとこういう悲惨なことになります。
美味しいものも多いんですけど、ね
 
そうこうしているとお菓子が出てきました。
やほーぃ


 

ジャムはリーフルで取り扱っている、とても美味しいジャム

ブルーベリーはおなじみですが、マーマレードみたいなものは農家と契約して特注しているという「文旦」のジャムです。皮もつかっているのでほのかに苦くさっぱりと美味しく食べられます。

苦味を生かしてヨーグルトや杏仁豆腐にすこしかけて食べると美味しいです

 

さてセカンドフラッシュとオータムなるのスペシャルティーの感想は次回

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んまぁ、なんだ。映画を見たわけだが。

見たのは公開終了間近なポニョ

 

リサ運転うめー、ドリフトカッケェー

波が来るタイミングを見て(波に車を押させるため)一瞬を見切ってクラッチミートするとかアリエナイでしょ!

 

光信号のところで、モールスは和文かな、英文かな、あ、英文か

うんうん、ちゃんと打っているね。とか

(ちなみにBAKAは ー・・・ ・− −・− ・− でちゃんと打っていました)

宮崎某監督はこういうギミックで手を抜きません。

 

明らかに他人とは着眼点が違います(^^;

 

 

さて、感想

事前にいくつか感想文を読んでしまっていたわけですよ

それにいくつか印象が影響を受けているとは思いますが

基本的には面白かったですよ?

 

http://budouq.blog5.fc2.com/blog-entry-625.html

ここが一番いい。ラブクラフトを知らないとまったく意味不明ですが。

かなり上手い評論です

 

http://d.hatena.ne.jp/headless_pasta/20080810/1218361836#c

まともな評論としてはここ、適切だと思いますがやや辛口

 

http://d.hatena.ne.jp/guri_2/20080813/1218613327

こちらもまとも、好意的

 

http://mag.autumn.org/Content.modf?id=20080720162158

文章の量に圧倒される。この分析も面白い

純真な心で見ろってことね。

 

ということで、意見としてはこれらに一応賛成

5歳児の視点で見たら面白いだろう、ということも賛成。

 

ところで、納得するしないじゃなくて、気になったことをいくつか

 

●ポニョの本名「ブリュンヒルデ」元ネタはなに?

 ドイツ~北欧あたりの名前だと思いますが

 なにか不吉な女神様とかでは・・・?

 

●「試練を乗り越えられなければ泡になってしまう。」

 魔法についてこんな説明がありましたよね?

 ところで宗助は、まだ試練を受けていないでしょう

 トンネルくぐったこと?まさか! 最後まで「すき」って言ってただけじゃない。

 大人がこの話を納得できないとしたらここですよね、試練を乗り越えてのハッピーエンドじゃなくて与えられた魔法。

 それは「そういうもの」でもかまわないんです

 なぜなら、ポニョを人間にしたがっているのはポニョの母だから。

 (そうしないと手に負えないという判断もあるんでしょう)

 でも、魔法がもし理性的に働いているなら、近い将来ちょっとした試練を乗り越えられなかったことがきっかけであっさり泡になっちゃうんじゃないかと。

 そして世界が崩壊・・・

 考えすぎだとは思いますが、ね

 

●リサの推定年齢23~24歳

「おもひでぽろぽろ」を思い出してください。

27歳の主人公に、宮崎某は顔の「しわ」を描いています

今回はそれがない、なので27よりは「確実に」若い。

そして5歳の子供がいるということは18で結婚しても23以上。

母としては若いですね。2年もたったらポニョに嫉妬されるんではないかと。

 

 

なんにせよ。なーんも考えないで見るのが良いと思います

あー、絵うまいな。くらいで。

大人になると

「きっとアレはこういう意味だ」などと余計なことを考えてしまっていけません。

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ポチっとな、福袋的話題

皆様、年の瀬にいかがお過ごしでしょうか。

今年は、なんだか紅茶の消費が少ない秋川です(笑)

 

で、毎度の事ながらネットで紅茶を漁っていましたら。

リーフルさんの福袋を発見

 

福袋というのは「ハズレが少ない」ことが重要だと思います。

洋服などは、着まわしたりパジャマにしたり(笑)

趣味が変わるまで取って置く手もあり、あまり困りませんが

紅茶は、1年も置いておくわけには行きませんからね。

 

ということで、基本的には

「ハズレが少ない」お店で買うことになるわけです(笑)

 

え、普通じゃん

それならリーフルさんは良いのでは?

と思われることでしょう。

 

ところが、実はそうではないんです

福袋でオススメ(比較的ハズレがすくない)紅茶のお店としては

・ジークレフ

・セレクトショップ

・リンアン

があります。

あ、買ったことないけどシルバーポットも多分いい。

 

これらのお店の共通点は、産地別にいいものを厳選して2~3種類取り扱っているのが特徴です。

(多いときは7種類くらいありますけど)

 

それに対して、ハズレやすいお店は

当然のようにルピシアさんですね。

取り扱っているものが多いのでハズレも多いです(笑)

 

はい、そういうわけでリーフルさんは、というと

良いものもたくさんあります。というか、平均的に良いものばかりです。

ただし、さすがにダージリンが1シーズンあたり20種類もあると、好みに合わないものも出てきます。

少なくても2種類くらい、多いときは5~6種類は好みに合いません。

 

リーフルさんの場合、元々のお値段もそれなりですから、できればハズレは引きたくありません。でも2割くらい好みに合わないと・・・

ということで結構難しかったんですね。

 

それが今回(2009年の福袋)は、スペシャルティー福袋、つまり良いものが中心にセレクトされた福袋が出まして、スペシャルティーは必ずしも良いとは限りませんが個性的なお茶が多いので楽しめることは間違いありません。

これならハズレが少ないことが期待できます。

 

(・−・)b ぽちっとな

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